週刊少年マガジン

DAYS 【第282話】スイートスポットのネタバレ

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前回までのあらすじ

準決勝の桜高校戦に向けて、それぞれの課題を見出すために行われた5対5のミニゲーム。

その中でつくしは自分の課題がシュートにある事を臼井によって気付かされました。

中澤監督や生方もつくしが自身の課題に気付いたと分かると、つくしにシュートを教えるように水樹に指示します。

こうしてシュート練習に挑むべく意を決したつくしと水樹の特訓が始まろうとしているのでした。

 

DAYS 【第282話】スイートスポットのネタバレ

無人のゴールの前に等間隔にボールを並べ終えると、水樹はつくしに端から蹴っていくように指示します。

「シュートは気合いだ 柄本」

水樹の指導は案の定精神論から始まり、他の聖蹟メンバーが見守る中、つくしは言われるまま順にボールをゴール目がけて蹴っていきました。

水樹からは以前の合宿で見た時より良くなっていると言う一方、「ドガーンって感じじゃないよな」と物足りなさをこぼします。

つくしも繰り返し打ってみてはみるものの、水樹いわく

「それはピロだ」

「それはプニだ」

と水樹独特の擬音を伴った感想が続き、中々思うようなシュートは打てずにいました。

つくしの練習を見守っていた来栖、白鳥、新渡戸の三人は、そもそもなぜつくしの練習相手に水樹が指名されたのかを疑問に思いました。

シュートの早さなら風間、正確さなら君下、上手さなら大柴。

来栖が他にも候補になりえるメンバーを上げると、白鳥は「まあ決定力は断然キャプテンだけどな」と言い、新渡戸も「そこが問題なんだろ」と続きました。

新渡戸は、臼井からマーカーを外す動きを覚え、ゲーゲンプレスからのボール奪取を覚えたつくしには格段にシュートチャンスが増えているにもかかわらず、ゴールがない事を指摘します。

それを聞いていた大柴はさらに「それともう一つある」と言います。

つくしはボールの置き所に気を遣っていて、それはストライカーには必要な準備ではあるが、シュートを特別視しすぎているのだと指摘しました。

「何も考えずボールが来たら振りぬく勇気も時には必要だ」

そんな大柴に来栖たちは留年なのに鋭い…と何とも言えない表情で固まるのでした。

つまりはつくしはシュートが下手で、その為に猛特訓が必要なのだと三人は納得し、ボールを蹴り続けるつくしを見守ります。

来栖はふと姿の見えない風間を気にすると、『ちゃんと3年に進級できる組』とコートの端で頭を寄せ合って話し込んでいる姿を見つけました。

そこでは中澤監督を中心に、生方、君下、佐藤、鈴木、風間の6人が集まり、対桜高校戦のスタートシステムについて作戦が練られていました。

ボードに書かれたポジションはトップに水樹、大柴、トップ下に風間がいて、次に佐藤、君下、鈴木のトリプルボランチ、DFに速瀬、新渡戸、臼井、灰原、そしてGKに猪原とあります。

2トップにトリプルボランチという初めてのシステムで、中澤監督は

「今まで通りでは勝てん」と表情を厳しくする中、風間は「思い切ったな!」

と満面の笑みでワクワクしているようです。

君下は「ふん」と面白くなさそうに立ち去ろうとしますが、中澤監督は

「君下 お前が不本意なのは分かってる」

「しかし 勝利より優先されるものはないぞ」

とたしなめます。

「分かってますよ 青函の二の舞はごめんだ」

と君下も覚悟の表情を見せ、風間、鈴木、佐藤に

「時間がねえ 4人で合わせるぞ」

と練習に向かいます。

場面は戻ってつくしのシュート練習に移ります。

「お前たち 何か勘違いしてないか?」

と見兼ねた臼井が声を掛けますが、つくしも水樹もきょとんとした表情をします。

臼井は試合中に止まったボールを蹴る事は殆どない事を指摘しました。

それでもピンとこない二人に臼井は

「水樹の優れているところを教えようか?」

と徐にボールをぽいっと放り「蹴り込め」と言うと素早く反応した水樹は力強いシュートをゴールに打ち込みます。

臼井は更に反対側にボールを放り

「そら次だ 回り込め」

と、水樹もまたシュートを打ち、また反対側に放られると「ワン」と応えて蹴り込んでいくのでした。

水樹のシュートに見入るつくしに臼井は恵まれた運動神経とバランス感覚があってこそだが、水樹は”動いているボールを真芯でとらえる”ことこそが他より優れているのだと言います。

当の水樹本人ははてなマークを浮かべていて言われている事がよく分かっていないようですが、つくしと並んで「なるほどー」と声を揃えるのでした。

そして、臼井は水樹にボールを足のどの部分で蹴っているかを尋ねました。

水樹は足の親指の付け根に引っ掛けるように押し出す感じでと答え、みんなそうだと思ったと言います。

君下はインサイドで蹴り上げるように蹴っていて、それがあの正確性とカーブを生んでいると臼井は言います。

続けて、一人一人足の形が違うようにスイートスポットも違い、それを見つけるには反復練習で見つけるしかないとつくしに諭します。

臼井の言葉に表情を引き締めたつくしは臼井に水樹にしたようにボールを放る練習を願い出ると「もちろん」と臼井は笑顔で快諾しました。

そんなつくしのシュート練習にビデオの照準を合わせる生方。

つくしのシュートが入らないと思っているのは敵味方だけでなくつくし本人も心のどこかでそう思っていると思うとこぼします。

過去の桜高戦で失敗したことがトラウマになっているのかもしれず、そんなマイナスイメージを払拭したいのだと生方は言います。

中澤監督は自身の経験からシュート練習には手応えを感じていたと語ります。

パスにはセンスが必要、ドリブルも天性のものが問われる中、

「シュートは練習で上手くなる」

とつくしのボールを打ち込む姿を見つめるのでした。

臼井を加えたつくしのシュート特訓は続きます。

コースを狙う事を意識するように指摘され、ゴールの端を狙うつくしのシュートは惜しくも逸れてしまいます。

しかし、今までとは違うその手応えをつくしも感じているようで、臼井も「それでいい」と特訓を続けていきます。

水樹もつくしの姿を見つめながらやっぱり上手くなっていると確信するのでした。

次々とボールを蹴り込んでいくつくしが更にシュートモーションに入ると、突然灰原が乱入し、ボールを蹴り上げてクリアしてしまいます。

試合じゃディフェンスがいるだろうとつくしの練習に加わろうとすると、ゴール前にも今帰仁が現れ、

「GKもいるよね」

と灰原に続くと、来栖、白鳥、新渡戸、大柴と続々とつくしの元に集まってきました。

あっと言う間に賑やかになる傍らで、灰原はつくしにディフェンスの自分が言うのも変だけどと前置きしつつ

「サッカーの楽しさはゴールだと思うんだよ」

と自分たちが卒業する前につくしにそれを味わって欲しいと伝えるのでした。

練習が終わっても誰も帰ろうとしない面々を中澤監督と生方は早めに上げた意味がないなとぼやきながら見つめ、中澤監督は

「指導者は毎年繰り返すだけだがこいつらにとっては一度きりだ」

「もうじき寂しくなる」

と感慨深げに言いますが、生方は

「その前に最高の思いができますよ」

とくぎを刺しました。

生方の一言に中澤監督も

「そうだった」と思い直し、

「このチームが負けるわけがない」

と日が傾き影も長くなる夕暮れのグラウンドで、まだ上がる様子の無い選手たちを見つめるのでした。

 

DAYS 【第282話】スイートスポットの感想

やっぱり人に教えるのは向かない水樹を見兼ねて臼井が助け船を出しましたね。

反復練習あるのみとは言え、時間の無い中でのつくしの頑張りはこれまでもたくさん見せてきているので、今回も是非桜高のゴールネットを揺らすところに繋がって欲しいです。

聖蹟の新しいシステムが見れるのも楽しみですし、桜高戦が待ち遠しいです。

桜高に勝って、優勝まで行ってもこのチームでサッカーができる期限が刻々と迫るのはやっぱり寂しいです。

でも、まだ終わらないし、生方の言うように最高の思いをみんなで味わう日が近いと思うとまた気持ちも高まります。

次回のDAYS【第283話】が掲載される週刊少年マガジン11号の発売日は2月13日になります。