2019年1月21日発売の週刊少年ジャンプ8号、約束のネバーランド【第119話】邂逅を読んだので、あらすじ・ネタバレ・感想をまとめました。
【前回のあらすじ】
ついにミネルヴァが作った楽園に到着した一行。見たこともない巨大な木々がそびえ立つ森の中の、木の根元にその楽園はありました。
そこは鬼が隠れ住んでいたと言われる廃墟を、人間が住めるように改良していくつもの建物が連なっており、たくさんの食用児たちが幸せそうに暮らしていました。
そしていよいよミネルヴァと対面することになり、一人部屋に通されるエマ。しかし、そこにいたのはノーマンでした。
約束のネバーランド【第119話】邂逅のネタバレ
ノーマンとの思わぬ再会に唖然として立ち尽くすエマ。
(嘘・・・どうして?)
「ノーマン・・・」
(あの日・・・出荷されて鬼に食べられたはずじゃ・・・)
「ノーマン・・・なの・・・?」
エマの目からは涙が零れ落ち、ノーマンはエマの問いに優しく微笑み、頷きます。
「エマ」
ノーマンはたまらずエマの元へ駆け寄り、エマもノーマンの元に駆け出します。
(何度夢に見ただろう。ノーマンが生きている世界。何度後悔しただろう。何度挫けそうになっただろう。私頑張ったよ。諦めないで頑張ってこれたよ、ノーマン)
そしてノーマンに抱きつくエマ。
「会いたかったずっと・・・無事でよかった、エマ。」
「嘘みたい・・・ノーマンが生きてる。生きてる・・・。ホントに?本当にノーマンだよね?そっくりさんとかお化けとかじゃないよね?」
エマは目の前の出来事がまだ信じられず、ノーマンの顔をクシャクシャになでて確認します。
そしてエマはあの時出荷されたのに、なぜ生きていたのかと疑問を問いかけました。
「僕だけ別の農園に送られて、そこでまた鬼に飼われていたんだ。」
そう答えて、エマのことを聞こうとしたノーマン。
エマに触れて左耳がないことに気づき、驚きます。
「これはね・・・ハウスに置いてきたの。でも脱獄は出来た!レイも連れてきたよ!」
明るく答えるエマに「そっか、上手くいったんだね・・・!」と顔がほころぶノーマン。
そしてエマは一緒に来た仲間たちをノーマンに紹介しました。
「みんな私の仲間!家族!」
「すごいや!大家族だ!」
笑顔で驚くノーマン。
グレイス=フィールドの仲間たちは、出荷されたと思っていたノーマンが生きていたことに混乱し、子供たちはノーマンに駆け寄って抱きつきます。
グレイス=フィールド以外の仲間たちは、再会を祝福しました。
そしてレイとノーマンが対面。
感極まるノーマンにレイは、突然平手打ちします。
驚くエマたち。
「酷いなぁ、挨拶もなしに報復かぁ。いいモノ見れただろ。」
笑いながら打たれた頬を抑えるノーマン。
「ああ・・・おかげでな。生きててよかった・・・!」
レイは涙を流しながら、ノーマンとエマを両腕で抱きしめました。
「お前ももう二度と死のうとすんじゃねぇぞ、馬鹿ノーマン。」
「うん・・・了解。馬鹿レイ。」
そしてノーマンはエマたちから仲間の状況を聞きます。
「そうか・・・フィルたちはまだハウスに・・・でもみんなよく頑張ったね。グランド=ヴァレーの皆さんにも会えて心から嬉しいです。」
そう穏やかに喜ぶ一方で、シェルターの場所や襲撃に自分が早く気づいていればと悲しげに謝るノーマン。
そんなノーマンを悪いのはラートリー家でノーマンは悪くないと、ジリアンがフォローします。
「それでノーマンは、ここに来るまではどこにいたの?別の農園にいたとは聞いたけれど・・・。」
ギルダの問いに、ノーマンは食用児の実験場であるラムダ7214にいたことを説明し、服を脱いで胸元に刻まれた農場のマークを見せます。
「そこからどう出てきた?」とレイが訊ねると、ノーマンは「脱獄した。」と答え、それまでの経緯を話し始めました。
ノーマンは共犯者を見つけ、ミネルヴァの支援者の力を借りて、ラムダを壊して出てきたといいます。
その支援者はスミーと名乗り、シスター・クローネにペンを与えた人だったそうですが、当主ピーターによってラートリー家の中に潜んでいた支援者は一掃されたため、彼も殺されてしまったのだとか。
しかし最後の一人であるスミーは死ぬ前に、彼の持つ情報と関係網(ネットワーク)をノーマンに受け継ぎました。
もちろんアジトも大規模な集落も彼の関係網から受け継いだもの。
「あの放送もノーマンが・・・」
エマが訊ねるとノーマンは「うん」と答えます。
「ミネルヴァを名乗っていればエマたちみんなにもたどり着けると思ったし、それに楽園の造成、人脈の使用、ラートリー家への脅し、鬼たちへの宣戦布告。すべてにおいてミネルヴァとジェイムズ・ラートリーの名は色々と都合が良かったからね。」
そう話すノーマンに、レイは聞きたいことが山ほどあると切り出しました。
「ラムダやこのアジトのこと、ハヤトやザジ、この集落のみんなのこと・・・。でもその前に一つ聞かせてくれ。お前は何をしようとしている?農園を襲って壊して、この”楽園”を作って一体何を――――」
そう言ってレイが鋭い視線で見つめると「・・・その質問に答えるには・・・僕からも話しておかなければいけないことがある。」と話すノーマン。
「みんなは知ってる?なぜ鬼は人間を食べるのか。食べなければならないのか。”鬼”とは一体何なのかを。」
約束のネバーランド【第119話】邂逅の感想
今回はノーマンとみんなの再会がとても感動的でした。それぞれ再会の仕方も人柄が現れていましたね。
そして次回は鬼の核心に迫る話が聞けるようです。次もとても気になりますね!
次回の約束のネバーランド【第120話】が掲載される週刊少年ジャンプ9号の発売日は1月28日になります。