私の神様

私の神様【第6話・再会】ネタバレ!美術館にてかずさに声をかけてきた女性の正体とは?

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月刊少年ガンガン5月号(4月12日発売)、私の神様【第6話】のネタバレ・感想をまとめました。

前回のあらすじ

唐突に神様からゴーストライターをやらないか、と持ちかけられたかずさ。

悩みつつも、神様の為ならやってみようと決断した中、大学の特別講義の帰りに美術館へと赴きます。

すると、そこで謎の女性がかずさに声をかけてきたのでした。

私の神様【第6話・再会】ネタバレ

「久しぶりだな。

おろかな娘」

その女性に、驚きを隠せないかずさ。

思わず、叫びます。

「イッ、イザナミ様ー!?」

案の定、美術館の職員に注意を受け、2人は外へ移動。

公園のベンチに腰掛けていました。

「んー!  やはり外で食べる甘味は格別だな!  このソフトクリームというものも食べてみたかったのだ」

イザナミ、と呼ばれた女性は美味しそうにアイスを舐めます。

「そなたも食べればよいのに!」

「いえ私は…お気に召されたようでよかったです」

「うむ」

「わざわざ来られるなんて、本当にびっくりしました…」

「そうだな。

そなたが会いに来ないから仕方なくな」

「すみません!  本当にお久しぶりです!」

「ははは、反省したならよし」

イザナミの笑顔を見て、かずさは彼女の膝に目を向けます。

「それにしてもその猫ちゃん、イザナミ様の遣いだったんですね」

「まあな。

すぐどこへ行く薄情者だが。

ミーコから聞いたよ…あれと一緒に暮らしているんだろう?  まるで家族のようだったと」

その言葉に、しどろもどろに返事するかずさ。

そして、嬉しそうに言います。

「家族…ですか……はい」

そんなかずさを見て、イザナミは思い出します。

〝お願いです。

私に、永遠の呪いをお与えください〟

「…そなたは何百年たってもおろかなままだな」

「えっ」

「世の中はこんなにも変わったというのに」

公園内ではしゃぐ家族を見て笑うイザナミ。

「覚えている。

そなたが私のところへ来た時のこと。

正直なところ、すぐにあきらめてどうか呪を解いてくださいと私に懇願して来ると思っていた。

いっそここまで来ると、清々しいものだな」

アイスを食べ終え、イザナミは袋を握りつぶします。

「あ、ありがとうございます…?」

「ほめてない」

「あっ…はい」

「では私はそろそろ帰ろうかね」

猫を抱きかかえるイザナミ。

「えっ、何か私に伝えたいことがあったのでは…?」

「そんなものはないよ。

神というのは気まぐれなものだ。

人間の気まぐれな信仰によって存在しているのだからそんなものさ…私は神。

気まぐれで、そなたの行く末がどうなろうとかまわぬ。

ただ見守るのみ…そなたとあれに、未来はないがな」

イザナミは握りつぶした袋をゴミ箱に投げ入れました。

「それでは、よい現世を」

そう言って、彼女は消えました。

残されたかずさは、ぼんやりとその方向を見つめます。

すると、足元にボールが転がってきたことに気付きました。

「すみません!」

1組の親子が駆け寄ってきます。

「いえいえどうぞ~」

「ほら、ふーちゃん。

おねーさんにありがとうは?」

「…ありがとう…」

子どもが小さな声で言います。

「どういたしまして」

子どもは母親についていきながら、かずさを見つめたかと思うと母親にしがみつきました。

(こっ、怖がられている…)

夕食の話をし合う親子を見ながら、かずさも帰ろうと腰を上げたのでした。

 

そして、夜。

食卓にはちらし寿司や茶碗蒸しに天ぷらなどのたくさんの料理が並べられ、神様は感嘆の声をあげます。

「今日何かあったんか…?」

「えっ?  なんでですか」

「なんか品数多くないかの?」

「特に何もないですよ。

なんとなく食べたいなーって」

笑顔で話すかずさ。

「ほうか…?」

「ほうですほうです。

いただきましょう」

何やら不自然なかずさを神様は不思議そうに見ます。

「かずさ、小説のこと嫌になったらいつでも断っていいんじゃぞ」

「へ?  なんですか急に、びっくりした。

嫌なんて一言も言ってないじゃないですか」

「ならいいんじゃけど…」

それからも、いつもよりも集中して家事や大学の課題を済ませるかずさ。

そんな彼女に、神様は言います。

「かずさ、ふろ入ってこんか」

「え、まだわかしてないですけど…」

「わかしてきた。

ゆっくりしてきい」

「はあ…」

やはりどこか不自然なかずさを気遣っての行動でした。

神様に言われるまま、湯船でゆっくりするかずさ。

しかし、イザナミの言葉が頭を過ります。

〝そなたとあれに、未来はないがな〟

かずさは泣きそうな顔になります。

[分かっていたことなのに、何度も何度もあの言葉が頭の中でくり返される]

「先生。

おふろ先にいただきました~」 かずさが部屋に戻ると、神様が布団を敷いていました。

「ほうか。

じゃあ髪かわかしてはよ寝らんか」

「え!?  どうしたんですか?  まだ9時半ですけど…」

「いいじゃろ別に」

首を傾げるかずさに、神様は言います。

「何があったかは知らんけど、落ちこんどるんじゃろ。

そういうときは何も考えずにとにかく早めに寝ることじゃ」

その神様の言葉で、かずさはようやく気付きます。

無意識のうちに空元気で振舞っていたことに。

[そうか、私けっこう落ちこんでたんだ]

(気付かなかった…それで…)

何気に気遣ってくれていた神様のことを思い出すかずさ。

布団に潜り込み、普段はいろいろ雑な癖に、と考えます。

[今でも、あの言葉が何度も何度も頭の中でくり返されてはいるけれど…音が聞こえる。

虫の声。

風のざわめき。

小川のせせらぎ。

秒針が進む音。

あなたの、万年筆の音]

襖越しに聞こえるその音に、かずさは笑を零します。

「せんせー」

「なんじゃ、はよ寝らんか」

「先生」

「ん」

「小説家の話うけるんだから何かごほうびください!」

「なんじゃそれ…まあいいが…わしのできることに限るぞ?」

「やったあ!」

[私たちに、未来はないけれど]

目を閉じて笑いながら、かずさは言います。

「先生。

私とデートしてください」

「はあ!?」

その言葉に、赤くなりながら叫ぶ神様。

[それでもここには今があるから。

行きたいところへ行こう。

やりたいことをやろう。

あなたがとなりにいるならば]

そうして、少しずつ夜は更けていくのでした。

私の神様【第6話】感想

今回、イザナミ様が登場しました。

悪い人(?)ではない感じですが、セリフは不穏ですねやはり。

2人に未来がない、とはどういう意味なのでしょう。

何となく分からなくもないですが、これからかずさと神様はどう生きていくのか。

次回はもしかするとデートするのでしょうか?

2人の優しい物語に期待です。