別冊マーガレット5月号(4月13日発売)、恋を知らない僕たちは【第23話】のネタバレ・感想をまとめました。
前回のあらすじ
英二に告白をし、フラれたことで吹っ切り前向きになった瑞穂。
そんな瑞穂を思い、空元気な太一。
2人の関係が動き出すのか、と思いきや小春と連絡が取れないと彼氏であるタカが英二に声をかけてきました。
一体小春はどこに行ってしまったのか。
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恋を知らない僕たちは【episode23】ネタバレ
スマホのメッセージアプリを見て悩む英二。
(藤村は直彦が連絡すれば一番返事くれそうだけど…いや、それよりまず太一に聞いてみた方がいいか…)
太一に小春に連絡するよう掛け合ってみるも、既読にならないという返事が。
「えーと…返事ないみたいっすね…」
「え~?」
「藤村と同じクラスのヤツに頼んだんですけど…」
「他にいないのー?」
引き下がらないタカ。
英二は考えます。
[他…泉…のことはライバルっぽく思ってたしやっぱり、直彦か…]
決心し、思い切ってメッセージを送信する英二。
しかし?返事どころか既読のマークがつきません。
「……次のヤツは…既読になんないっすね…」
「マジー? じゃあ最後にキミからもしてよ」
「だからオレからは返事こないですって!」
「……わかんないよ? 実は最近、小春ってなんか変なんだよね。
元気ないっていうか、テンション低いしー…」
「…はぁ…」
「でもまぁ、しょうがないか。
帰ろっかなー」
そう言って、タカは去っていきます。
(なんだあの人…)
英二も帰ろうとしますが、タカも地下鉄を使っていることを思い出して、靴箱の前に座り込みます。
そして携帯を見ながら、まだ既読がつかない事を気にします。
(直彦は部活中か…? それかやっぱブロック…最近しゃべってねーし、きっとそうだよな…)
その時、でした。
ちょうど部活着に着替えた直彦が通りかかり、目が合ったのです。
[は…? 直彦……がいる……。
どうする? でも今連絡したし、オレから話しかけてもどうせ…]
しかし、英二は思わず直彦の名前を呼んでいました。
「なに…?」
「いや…さっき、ラインしたんだけど…」
「え…わりぃ、着替えてて気付かなかった」
「……あ、そう……」
ブロックされているというわけではなさそうな事に、安堵の顔を浮かべる英二。
「…なにかあった?」
「それが、藤村がいなくて連絡が取れないから直彦からもどこにいるか聞いて欲しくて…」
「あー、ごめんスマホ部室だ。
藤村いないの?」
「…そうらしい。
先輩が探してたんだけどバイトも休みらしくて、ここで待ってもこないって言っててさ…」
「……じゃあ校内とか探すの手伝ってあげたら?
オレ外周だから学校の周り見とくし」
「…スマホ見てないだけかもしんないけど…」
「だったらいいけどさ。
藤村っていつも返事早い方だし、困ってるならって思っただけだけど…」
恐らくそれは、小春が直彦を好きだから。
俯いて考える英二。
「…英二?」
「あ、ごめん!! ……わかった、少し学校の中見とくわ」
「おう。
オレももし見かけたらあとで連絡する。
じゃーな」
「……おう」
部活メンバーの中に戻っていく直彦を見ながら、英二は考えます。
(なんか、割とふつーに話してくれた。
ちょっと緊張したけど…なのに直彦は、こんな時でも余裕だよなぁ。
余裕で優しいこと言うんだ…スゲーな、やっぱ…オレなんて自分のことでいっぱいいっぱいだったのに…)
「…藤村探さないと…」
その頃、直彦も走りながら英二のことを考えていました。
少しは話す気あるのか、と。
校内のいろんな人に小春のことを聞いて回る英二。
しかし手がかりは見つかりません。
「…やっぱもう帰ってんじゃねーか…?」
そんな中で、タカが言っていた言葉を思い出します。
『最近小春ってなんか変なんだよね。
元気がないっていうか…』
元気がないとはどういう事なのか。
具合でも悪いのか、と考えて保健室に行ってみることに。
そんな時、校庭のベンチに座っている小春を見つけます。
小春はぼんやりと運動場を見つめていました。
ひっきりなしに鳴るスマホを取り出します。
(タカくんだろうな…いい加減返事しないとダメかも)
しかし、言い訳ばかりを考える小春。
嘘ばかりついていることを謝りながら俯きます。
(まだ、会いたくない…私が今会いたいのはーー)
そこに、やってきた英二。
「あー、いた。
こんな所にいた!!」
小春は驚きます。
「……えぇ? 相原くん?」
「あっ! なんだよスマホ持ってんなら返事しろよ! 先輩待ってたぞ」
「あー…まだ待ってる?」
「いやもう帰ったけど」
「そっか…」
安心の息を吐く小春。
「相原くんこそなんでここにいるの~?」
「なんでって藤村を探してたからだろ! お前が来ねーって先輩に絡まれてさぁ」
「…なにそれびっくりー」
「びっくりなのはオレの方だよ…。
おかげでなんか色々…まぁいいんだけど…」
気疲れして、英二は小春の隣に腰掛けます。
英二の発言に不思議そうな顔をする小春。
「…お前はここで何してんの」
と聞かれ、運動場を指さします。
「ここから、陸上部が見えるかと思って」
「はぁ…?」
「前にねー、泉ちゃん案内した時にここが1番見やすかったんだぁ。
だからずっと見てるんだけど、気がついたらサッカー部が来てね、陸上部っぽい人たち誰も来なくて」
「……あいつは今外周してるし、今日は中練って話してるの聞いたけど…」
その話に、ショックで口元を抑える小春。
「知らなかったのかよ?」
「知らなかった…縁ないな~…」
「…もしかして、直彦の練習見ようとしてたの? お前諦めたんじゃないの?」
「…諦めたよ。
諦めたけど、遠くからでも見てたら元気出るかと思って」
「直彦見たら元気になんの…?」
「…わかんない」
俯く小春。
「オレさぁ、さっき藤村がどこにいるか直彦からも聞いてみてってあいつに頼んだんだよ」
「え! でも別所くんから連絡来てないよー?」
「それは結局あいつスマホ持ってなかったから」
「えー。
なんだ、やっぱり縁ないんじゃん」
愛想笑いで誤魔化そうとする小春に、英二は言います。
「だからさぁ、元気ないなら先輩見ろよ! 付き合ってんだろ?」
「うん付き合ってるよ~」
「…なのに直彦が見たいなんて思うってお前…。
諦めてないように聞こえるぞ…。
お前あの時…」
「諦めたよ、ちゃんと」
言いながら、立ち上がる小春。
「でもねぇ…なんか元気出ないんだよね…。
前は…何があってもタカくんが大好きで、別れる時もいっぱい泣いて…だからまた元通りになるだけって思ってたんだけど」
小春の話を、小春の背中を見ながら英二は黙って聞き続けます。
「なんでかどんどん苦しくなるばっかりで今はタカくんと一緒にいても、笑うのがつらいんだぁ…。
つらくて、バイトあるって嘘ついたりシフト増やしてもらったりして、少し離れればいいのかなと思ったんだけど…付き合ってるのにこんなことしてる自分が嫌で、もっともっと辛くなるだけで」
それで、と続ける小春。
「別所くんのことが好きだった時はこんな風にならなかったなって、顔見たら何か変わるかもってここに来たんだけどいないし……」
そう言って、小春は笑います。
「そもそも同じ学校にいるのにおかしいよね。
泉ちゃんなんて遠距離だったのに…私は好きな人がいても、タカくんみたいに近くにいる人と一緒にいても苦しいなんて、変だよね」
そんな小春を見て、英二は昔の自分を重ねます。
そして、小春の心理に気付くのでした。
「なんて考えてたんだけど、それでも私はやっぱり」
「やっぱり、なんだよ…。
お前のそれは先輩のこと好きじゃいからだろ」
「は…?」
「直彦を諦めきれなくて、代わりの人を好きになろうとしてるだけだろ藤村は!!」
瞬間、赤くなって必死になる小春。
「なにそれ! そんなことないよ! 前あんなに好きだったんだもん!!」
焦った表情で小春は続けます。
「ヨリが戻るなんて普通でしょ!?
それに、前よりデートもキスもしてくれるし、しかも可愛いって言ってくれて、私の事そんな風に言ってくれる人他にいないの!!
私は、それに応えたい!!」
そう叫んだ小春の目には、涙が浮かんでいました。
「……応えたいって言いながら泣いてんじゃん」
「これはっ! 相原くんが嫌なこと言うから!
私の気持ちなんてわかんないくせに!!」
「わかる」
「絶対わかんない!!」
涙を隠そうとする小春に、再度わかるよと英二は言います。
「オレもそうだったから。
他の人を好きになって、必死に泉を忘れようとしてたから…だから今のお前は見てらんないわ」
「じゃあ見なきゃいいじゃん! 頼んでないし!!」
「いいのか!?」
自分を重ねてしまい、小春が放っておけない英二。
「本当にいいのか!?」
「いいよ!!」
「じゃあお前このままいくと俺みたいになるぞ!!
ずっと忘れられなくて、抜け出せなくなるぞ!!
ずっと苦しいままでいいのか!?」
小春の肩を掴んで必死に訴えます。
すると、小春はまた泣き出しました。
「やだ…相原くんみたいになりたくない…」
「そうだろ…」
「でもなんないもん! あたしはタカくんがいるもん!!」
そんな小春に、英二は言いました。
「…先輩とは一回離れて、直彦に告白しろよ…」
「は…? 何言ってんの…?」
その言葉に、怒る小春。
「振られろってこと!? あたしだけ傷つけってこと!? 相原くんなんて」
「オレも、オレも…。
泉と直彦に、ちゃんと言うから…」
英二は、覚悟を決めた表情でした。
恋を知らない僕たちは【第23話】感想
とうとう英二が決心したようですね。
瑞穂の恋模様が一旦決着し、次は小春と英二の番の用です。
読んでいて正直タカ先輩のこと好きになれない(笑)ので、小春ちゃんをつい応援したくなってしまいます。
英二も、小春のことだけではなく直彦と話せたことで恐らく決心できたのでしょう。
次回はどうなるのでしょうか?
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