恋を知らない僕たちは

恋を知らない僕たちは【第22話】ネタバレ!それぞれの恋と友情が絡まっていく――。

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別冊マーガレット4月号(3月12日発売)、恋を知らない僕たちは【第22話】のネタバレ・感想をまとめました。

前回までのあらすじ

汐崎泉・別所直彦・相原英二は同じ中学の友達同士。

ある時直彦が泉に告白し、ふたりは付き合いだします。

それをきっかけに、英二は泉への思いを隠すことに。

やがて英二と直彦は同じ高校に進学し、泉と直彦は遠距離恋愛になります。

が、2学期に泉が転校してきて、学園祭の時に英二は泉に思わずキスをしてしまいます。

泉はそのことを直彦に打ち明け、相談しながら今後も付き合っていきたい、と思いを確かめ合いました。

一方で、直彦に片思いしていた藤村小春は、泉と直彦の強い絆を前にして最低だった元カレとヨリを戻します。

そのまた一方で、英二に思いを寄せていた池澤瑞穂は、小春や瀬波太一に背中を押されて告白。

ごめん、と言われてフラれてしまった瑞穂ですが……。

恋を知らない僕たちは【第22話】ネタバレ

泉たちのクラスでは小テストが行われていました。

チャイムが鳴り、テストが終わって回収に。

「…どう? 小春ちゃんできた?」

まだ気まずい中、小春に話しかける泉。

「ん~、あんまりっ!!」

小春も気まずいはずなのに、いつもと変わらない態度です。

「実はバイト増やしたからあんまり勉強する余裕なくって~」

「そんなに? 人足りないの?」

「うちはもう慢性的に足りてないよ~。

今日もバイトだし」

「そっか…小春ちゃん最近すぐ帰るもんね」

「出勤時間に余裕持って行ってるから~」

「へー、えらいね~」

そんな二人を、遠目に見ている女子生徒二人がいました。

 

「汐崎さん」

トイレにて、小春と以前仲良くしていた二人に声をかけられる泉。

「なにー?」

「急にごめんね。

さっき小春となに話してた? なんかまたバイト増やしたって聞こえたんだけど…」

「そうらしいよ。

えらいよねぇ」

「……えらいってゆーか、小春って元カレとヨリ戻ってるじゃん」

「また一緒にいるの見たしね」

「あ、やっぱりそうなんだ…」

「それでさぁ、またなんかいいように使われてんのかなーって」

その言葉に泉の表情が変わります。

「えっ…、いいようにって…?」

「うそ、知らない?」

「タカ先輩ってすごい自己中でさー。

小春に荷物持たせたり色々買わせたりしててー」

「小春はかっこいいって言うけど、周りから見たらちょっとね」

「それでもモテるらしいし遊んでる人だから、あの先輩」

「顔だけだよね」

「…そんな人とまた付き合ってるの…?」

「ってことなんでしょ?」

「ウチらが言っても聞かないからさ、なんかあったら止めてあげてよ。

最近小春と仲いいじゃん」

 

トイレを後にし、泉は考えます。

(仲…いいかなぁ…? まだあれからぎこちない感じがするけど…)

教室に戻り、小春を探してみるもカバンがすでにありません。

「あれ? 小春ちゃんは?」

「もう帰ったよ」

「そっか…」

『元カレとヨリ戻ってるじゃん』

『なんかあったら止めてあげてよ』

(…そんなこと私はできないよ…。

小春ちゃんがその人がいいって決めたのなら…)

 

その頃小春は、バイト先に向かっていました。

スマホの着信音が鳴り、タカからのメールが。

「…………」

次いつ休み? というメッセージに、一度は「わかんない」と打とうとする小春。

しかしそれを消して、「あした休みだよ」と送信します。

 

一方で、吹奏楽部室内。

「は~……抜き打ちとか無いわー…。

全然できなかった~」

と嘆く野島。

他の部員が「あの先生たまにやるよねー」と笑います。

「嫌な先生だなぁー。

太一のとこはあったぁー?」

「あったあった」

「なにそのあっさり感…できたの?」

「まあ数学は得意な方だし」

「うわ腹立つ」

「じゃーもっと勉強しろ」

辛いことがあったはずなのに、笑って見せる太一に信じられないというような顔をする野島。

「何その顔」

「え~、だってさ…」

「勉強しろって言うのそんなにおかしい?」

そこで他の部員が太一を呼びます。

普段と変わらないように繕っている太一を見て野島は息を吐きます。

(こないだは泣いてたくせに、なんだアイツ…。

しょうがねぇなぁ…)

 

翌日の朝の図書室。

「返却お願いしまーす」

「学生証お願いします」

図書委員である瑞穂のもとに、小春が来たのでした。

「!?」

「あはっ、気付くのおそーい」

「びっくりした…あなた本借りたりするのね…!!」

「朝読用のをたまにね~。

でも次どうしようかなって悩んでて…オススメある?」

「…この辺とか読みやすいし人気あるわよ」

「ほんと~? 難しいのは苦手だよ~?」

「あの……藤村さん」

「うん?」

「この間は、大事なことを教えてくれてありがとう」

「え~! やだ、どうしたの急に~?」

「普通に感謝してるのよ。

言いにくい事教えてくれて」

「ん~。

そんなこともないけど~」

「…私ね、相原くんに告白したのよ。

そしてフラれたわ」

瑞穂のセリフに思わず小春は驚きの声を漏らします。

「うそ~!? いつの間に…池澤さんて結構行動早い~…」

「そんなことないわよ…改めて考えると遅かったと思うくらい。

ひとりでずっと遠回りしてたの」

「…恋ってそーゆーものだと思うけどな…」

「そう言ってくれると嬉しいわ。

いざ言ってみると相原くんの本当の気持ちが聞けてすっきりしたし…。

開き直ってる、って言うのかもしれないけれど」

小さく笑って言う瑞穂に、小春は感嘆の声をあげました。

「…わ~…、今笑ったねぇ」

「は? 笑うわよ」

「えー、いつも怖そうな顔してるよぉ?」

「……あなたも結構失礼なこと言うのね」

「あなたも?」

「…生憎だけど、あなたみたいにいつもニコニコできないのよね。

そーゆー所羨ましいと思うわ」

「……そーかなぁ」

「そうよ。

かわいいじゃない」

「…そーだね、かわいいよね。

泉ちゃんとか」

「……汐崎さん?あなたこないだも汐崎さんのこと言っていたわね…。

藤村さんに関係あった? 相原くんとは付き合うフリだけだったんだし友達でしょう?」

「…友達だけど、池澤さんが私を羨ましいっていうなら私は泉ちゃんがいいなって思う…だって幸せそうなんだもん」

「…まぁ、それは別所くんがいるから…。

ただ、あなたももう彼氏がいるじゃない」

この間会ったわよ、と続ける瑞穂。

「え? タカくん? どこで?」

「駅の入り口で。

相原くんに告白したあとで声かけてきて…おかげで大事な話が途切れちゃったけど…」

「ん~、告白したあとか~…。

ごめんねー、タカくんそーゆー所あるから。

でも悪気はないんだよぉ~」

「あなたが謝ることじゃないけれど……。

その…彼のことは色々わかってる感じね…」

「だって彼氏だもん! 十分すぎる程わかってるよ」

「だったらいいんだけど…」

そんな時、チャイムが鳴り響きました。

「あ、予鈴! ここ締めなきゃ」

「あっ、じゃーこれ借りる~!」

「今適当に選ばなかった?」

「なんでもいいんだもん」

「…ねぇ、なんで言ったの? なんで告白したの?」

「だってせっかく好きって認めたのよ…後悔したくないでしょ?」

「そっか…」

図書室を出て、瑞穂に対して考える小春。

(びっくりしたぁ。

告白なんてまだしないと思ってた)

『彼のことは色々わかってる感じね』

(池澤さんだって失礼なところあるじゃん。

そりゃわかってるよ、タカくんと付き合ってるんだもん。

タカくんが好きなんだから…)

教室に向かっていると、小春は呼びかけられます。

「あれ、小春ー?」

そこには彼氏のタカが。

「あ、タカくん。

すごいタイミングいい~」

「そーなの? 今日バイトない日だっけ?」

「うん」

「じゃあ遊ぼうぜ。

帰り待ってて」

「うん」

「行きたいとこ考えといて?」

そう言って、タカは髪にキスをしてきました。

「うん……」

(タカくん、本当に前より優しくなってる。

学校でベタベタしたりしなかったのに)

前を歩くタカの背中を見て、小春は思います。

[好き…好きだな。

私はタカくんが好き。

私にはこの人しか、

いない……]

 

放課後になり、教室内が掃除モードに切り替わります。

「別所ー、部活行くー?」

「あー、行く行く! でも掃除してからだわ」

直彦を見てから、静かに出ていく英二。

そんなことは知らない直彦のところに、野島がやってきます。

「ねぇ、5組の人でしょ? 池澤さんいるー?」

「あぁいるよ。

池澤ー、呼んでるー」

瑞穂は掃除を中断します。

「たしか、瀬波くんの…」

「そー、野島くんです♡」

「はぁ…」

「話があってさ。

ちょっといい?」

二人は移動し、階段へ。

けれどもまだ人は通っています。

「階段で話すの?」

「どうせ掃除だとか部活だとかで別に誰も聞いてないでしょ。

あと人気ないとこまで行くのめんどくさい」

「――で、何かしら?」

「いやー、まぁ話っていうのは太一のことなんだけど…なんか落ち込んでるっていうか、もうずっと辛気臭くってー」

ため息を吐きながら話す野島。

「じめじめうじうじ…そーゆーの嫌なんだよね、オレが」

話し続ける野島に対して、瑞穂は黙ってしまいます。

「だってアイツどんよりした陰背負ってるしさぁ。

そんで辛そうな顔したと思ったら、今度は笑ったりしてんの。

すぐいつも通りっていうか。

無理してるのバレバレだし、そんなんずっと見せられててしんどいんだよね」

「それは…そうよね…」

「だからさぁ、池澤さんも色々あると思うけどはっきり言っちゃってよ。

オレね、太一から大体聞いてるんだ。

あいつ応援するなんて言っちゃったでしょ。

そーゆーの全部やめてって、はっきり言ってよ」

さっきまで少しおちゃらけていた野島ですが、その顔は力強いものでした。

「あいつは池澤さんを可哀相って言ってたけど、いいかげんアイツも可哀相でしょ」

俯いて視線を逸らしてしまう瑞穂に、野島はまた笑います。

「アイツの色恋に口挟むつもりはなかったし、女の子困らせるのもなーって思ったんだけど」

「一応友達だからさ。

言う事言っとかないと」

「…友達…だったらそんな気持ちになるわよね…」

「さすが池澤さん!! わかってくれる~?」

「わかるわよ。

私が悪いんだもの」

「うーん、でも太一が自分で言い出したことだからね。

池澤さんだけが悪いわけじゃないよ」

「いいのよ。

ちゃんと言うわ、瀬波くんに。

…ありがと」

「じゃっ♡ 安心して部活行こーっと♡」

「部活?」

「オレも太一と同じ軽音部なんだ」

そう言って去っていく野島を見ながら、一人瑞穂は思いを新たにします。

その様子をこっそり見ていた直彦。

(…さっきのどっかで見たことあると思ったら、太一の友達か…いいやつだな。

友達って、こーゆーもんだよなぁ…。

やっぱりオレは英二と、なにも話せてないんだな…)

 

その頃、英二は昇降口へと歩いていました。

そこでタカに声をかけられます。

「元彼くん」

「…あー、ども…」

「帰り~? 今日はひとりなんだ?」

「まぁ…」

「でも丁度よかった。

小春待ってたんだけど来なくてさぁ」

「…掃除でもしてんじゃないすか」

「さすがにもう終わってんだろこの時間。

だからさー、小春にどこにいんのって聞いてくんない? 連絡しても既読になんないんだけど」

「いや無理っす。

オレからしたってどうせ無視です」

「えーキミも? どんな別れ方したの?」

「……もういっすか」

「じゃあ他に聞いてみてよー。

オレ待つの嫌いなんだよね。

だから小春の友達とか連絡取れそうな子に聞いてくれる?」

「いや無理ですって! オレもそんな奴知らない…」

「あれ、知ってる顔だなぁ? 頼むよ、心配なんだよ。

彼氏として」

タカは笑って言いますが、どこか威圧感がありました。

(くそっ…本当に心配してんのかよこの人は? つーか藤村も何やってんだ)

仕方なくスマホを取り出す英二。

アプリのメッセージ欄にある、直彦のところを押そうとします。

(なんでオレが、こんなこと…)

恋を知らない僕たちは【第22話】感想

個人的に小春ちゃんが好きなのですが、どんどん陰りが見えてきますね……。

対して、瑞穂と太一がいい雰囲気になる流れ? になってきてソワソワしてしまいます。

みんなそれぞれ思いを抱えていますが、これから少しずついい方向に向かっていくといいなぁと思います。

次回は小春と英二に何か進展が起こることを予想しながら、期待したいと思います!