2019年2月6日発売の週刊少年マガジン10号、ヒットマン【第31話】結果と孤立を読んだので、あらすじ・ネタバレ・感想をまとめました。
【前回のあらすじ】
翼と奈佳の新連載がスタートし、順位発表を間近に控えてソワソワする龍之介は翼と奈佳と天谷の食事会に呼ばれます。順位が気になって仕方ない龍之介に対して3人は龍之介が面白いと言ってくれたからと、自信満々の様子。
その結果1位天谷、2位奈佳、3位翼で龍之介の担当した3人がトップ3を独占することになったのでした。
ヒットマン【第31話】結果と孤立のネタバレ
アンケートの確報結果でも、トップ3は変わらず、1人喜ぶ龍之介。
1位と2位は僅差だし、ショート漫画で3位の翼もすごいんじゃないかと浮かれまくる龍之介は、編集者たちに声をかけますが、誰も反応しません。
戸惑う龍之介に、くだらないこと言ってるヒマがあったら仕事しろと先輩編集者が注意します。
龍之介は目の前にいた仲田に声をかけますが、八神のタッチアップが休載じゃなかったらアレが1位だったと、龍之介と目も合わせずに言う仲田。
誰にも祝福されず、寂しくポツンと佇む龍之介。
そんな様子を見ていた八神は、龍之介に今夜付き合えと声をかけました。
その夜、居酒屋で龍之介の愚痴を話す仲田と乙黒。
2人は龍之介は作家の引きが良かっただけで調子に乗り過ぎだといい、奈佳の新連載は読者に媚び過ぎだと悪口を言い合います。
一方龍之介と八神はバーでカウンター席に並び、お酒を飲んでいました。
しかし30分無言で酒を飲み続けるだけの八神を横目で見ながら、気まずさに耐えかねている様子の龍之介。
すると八神が突然「バカが・・・」と一言呟きます。
「ハ・・・ハイ!?」と驚く龍之介。
「新連載でいい順位をとったからといって調子に乗るな。目障りでたまらん。」
冷たくそう言い放つ八神。
反論しようとする龍之介に、八神は「これで終わりじゃないんだぞ?」といいます。
ページ数が減って注目度も下がる2話3話は、確実に順位が落ちて、下手をすればズルズル人気は下降して打ち切りになることもあると。
そんな大事な時期にチーフ担当が浮かれていたら、先が見える、作家が哀れだと八神はいいます。
八神の厳しい言葉に龍之介は声を荒げ、険悪なムードになりかけたとき、
「あれー?めずらしいわね。千虎さんが後輩と飲むなんて。」と突然ViVi編集部の副編集長若月藍子が現れました。
「久しぶりねー剣崎くん。噂は聞いてるわよ?すごいじゃない、ベスト3独占だなんて。」
そう言いながら若月はお酒を注文します。
「お前・・・今日は来るなといったハズだぞ。」と迷惑そうな八神に「そんなこと言われたら、浮気でもしてんじゃないかって思うでしょ。」と返す若月。
2人の意味深なやり取りに困惑する龍之介に、「会社では秘密なんだけど、私たち付き合ってるの。」と若月がぶっちゃけます。
驚く龍之介を「・・・剣崎。分かってるな?」と睨む八神。
そもそもヒミツにする理由が分からないという若月に、俺は会社にプライベートを持ち込みたくないと八神は話します。
気まずくなった龍之介が「お邪魔っぽいんで」と帰ろうとすると若月がそれを止めました。
そして若月は「千虎さんキミのこと心配してるのよ?なんだか昔の自分と似てるって。」と話し始めます。
実は八神も龍之介と同じで、1年目はとんでもないビッグマウスだったのだとか。
山城から引き継いだ作品が1位を獲った時も、お前の実力じゃなく作家の力だと言われ、自分で立ち上げた作品で次々に100万部を出したときは、急に先輩や同期がよそよそしくなり、八神は孤立していたといいます。
そんな若月の話に「勘違いするな!」と割って入る八神。
「ただ漠然と生きているだけの生産性のない奴らが、その辺で野垂死のうが俺は知らん。しかし能力のある者は、それを世のために生かす義務がある。目先のことに一喜一憂して、馬鹿どもに足元をすくわれるな。」
八神の言葉に、「えぇと・・つまり・・・その」と困惑する龍之介。
すると若月が「キミには期待しているから頑張れよっていわれてんの。」と付け加えました。
一方酒が進んで愚痴がヒートアップしている仲田と乙黒。
龍之介の担当作品について、重箱の隅をつつくような細かい悪口を言い合っています。
しかし虚しくなったのか、「つーかさぁ、どんだけここで文句言ったところで、結果は出てるしぶっちゃけ面白いんだよなー。」と本音を言う乙黒。
「それっスよ。ムカつきますね・・・。どうします?」
「そうだなぁ・・・。」
ここで龍之介の携帯が鳴り始めます。
「ん・・・?仲田さんから・・・。ハイ、もしも・・・」
「オイ剣崎ィ!お前の自慢話聞いてやるからすぐ来い!!どんな打ち合わせしたら1位獲れるのか、俺らに教えろやァァ!!」と龍之介を呼びつける仲田。
八神と飲んでいる龍之介は断ろうとしますが、八神は「もういい、行け。これ以上ここに居られてもジャマだから、若い奴らで勝手に飲め。」と龍之介を追い払います。
帰ろうと立ち上がった龍之介は「ありがとうございます!!オレ頑張ります!!」と八神に宣言して、その場を立ち去りました。
龍之介が去った後、「素直で良い子じゃない」と話す若月に、「だから無駄に敵を作るんだ」と返す八神。
そして、若月は一年前翼をハズレ作家だと言ったことを龍之介に謝ったのかと八神に聞きます。
「誰が謝るか。それこそアイツを図に乗らせるだけだ。」という八神。
「それにいちいちオレが訂正しなくても、みんな認めている。ショートで3位だなんてとんでもないコンビだ。」
ヒットマン【第31話】結果と孤立の感想
結果を残した龍之介ですが、誰にも褒められず、無視されて少し気の毒でした。
ただ八神は浮かれまくる龍之介に、厳しくも優しい言葉をかけていましたね。
今後の展開も楽しみです!
次回のヒットマン【第32話】が掲載される週刊少年マガジン11号の発売日は2月13日になります。