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ソノ声で、ソノ歌を。【第1話】のネタバレ!ボーカル探し

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Sho-Comi5号(2月5日発売)からの新連載『ソノ声で、ソノ歌を。』のネタバレ感想を書いていきます。

あの『快感♡フレーズ』の次世代ストーリーという事で、連載前から話題の作品なので、今後の展開が楽しみです。

ソノ声で、ソノ歌を。【第1話】のネタバレ

大河内咲也プロデュースのオーディションプロジェクト企画、その最終審査告知ポスターを前に、月見野星歌は焦っていました。

「ヤバッ あと1週間しかない!!」

「ボーカルどうしよう!」

世界的バンドである『リュシフェル』のボーカリスト大河内咲也に憧れる星歌は、咲也に会えるチャンスとしてこのオーディション企画にエントリーしていました。

最終審査まで残ったものの、ボーカル不在の危機を迎えていた星歌たちのバンド『ルナエクリプス』。

メンバーの銀河も校門でチラシを配りながら懸命に友達を勧誘しています。

友達の祐介には断られてしまいますが、そもそも元々いたボーカルはどうしたのかと聞かれ、銀河は

「いろいろあってな……」

と言葉を濁しました。

そして、最終審査でボーカルが変わる事にも問題ないのか聞かれると、運営側か特別許可をもらっていると話します。

だからこそ1週間まで迫った中で、必死にボーカルを探しているようです。

銀河が一人奮闘する一方、星歌はというと告白を控えた友達の春菜にメイクを施していました。

周りも本人も驚くような変身っぷりは、『明日葉高校の専属ヘアメイク』であり、『デート成功率、告白成功率100%のモテメイクの伝道師』と呼ばれる星歌のメイクテクニックによるものでした。

「私のメイクに不可能はない!!」

「モテたい女子はこの星歌様にお任せを!!」

バシッとキメる星歌に周りの女子たちも次々に星歌にメイクを頼もうと押し寄せ、星歌もその反響に慌てていると、

「つくられた美しさで勝負してなんの価値があるのよ」

「女はいつだって素材勝負でしょ」

現れたのは瑠璃子という名の黒髪美人。

瑠璃子のナチュラルビューティーにおののく星歌と、動じずに自信たっぷりな瑠璃子は自分の美しさをよく分かっているという雰囲気です。

メイクに夢中になっていた星歌に、瑠璃子は外で銀河がチラシを配っているが、ボーカルは見つかったのかと尋ねます。

放課後のチラシ配りの約束をすっかり忘れていた星歌にも瑠璃子は相変わらずだと言い、

「大地は呼び戻せないの?」

という一言に星歌はハッとします。

大地は星歌の元カレで、バンドのボーカルをしていたようです。

星歌いわく、告白してきたのは大地からだったが、自分は振られてしまったのだと言いますが、瑠璃子は含みを持たせた態度を見せました。

最終オーディションまで行った矢先に大地から告げられたバンドをやめる事と、星歌への

「別れよう…」

という一言に、星歌も酷く動揺しました。

そして、なぜかと問い詰める星歌に、大地は「お前は俺を見ていない…」と告げたのでした。

大地との別れを思い出していると、名前を呼ぶ声に星歌はふと我に返ります。

星歌を呼んでいたのはメイク途中の銀河でした。

心ここにあらずな状態の星歌に、

「ちゃんと俺のこと見てる?」

と星歌の目をじっと見つめ、銀河は尋ねます。

戸惑いながらも

「銀河は幼稚園からの幼馴染で…」

と取り繕おうとする星歌を遮ったのもまた銀河でした。

くしゃりと星歌の頭を撫でると、星歌が大地の事を考えたと見抜き、自分が最高のボーカルを見つけてくるからもう忘れろと言いました。

銀河の優しさに頬を染める星歌は、咲也に会いたいが為にバンドを作ろうと言い出したことを銀河に謝ります。

しかし銀河は、即席バンドで最終審査まで行ったのだから最後までやり切ろうと星歌を励ますのでした。

バンドではベース担当の銀河は、ボーカルが誰になっても自分がベースである限り優勝は間違いないと自信たっぷりに豪語します。

そして、銀河もリュシフェルのベーシストであるTOWAを尊敬している様子がうかがえます。

でも、星歌に

「TOWAみたく綺麗にしてあげるから!!」

と言われると、

「…いや、それはいい…」

と、そこは一歩引いているようでした。

銀河のメイクを再開する星歌は、大事な幼馴染である銀河といると気が楽な自分に気付き、こういう人と付き合うのがいいのだろうか…

それが恋なのかと思案します。

そんな星歌に、銀河は

「オーディションで優勝できたら…」

と何度も言いよどみ、

「俺とっ…」

そこまで言いかけたところで、突然星歌の後ろに人影が現れ折角の銀河の告白はストップがかけられました。

無言で立つ男は長い前髪とマスクで顔が隠れ、ヘッドホンをしています。

「マスク…マン」

とこぼした星歌は慌てて

「じゃなくてっ、真音…くんっ」

と、彼の名を呼び正しました。

未だ慌てる銀河と何も喋らない真音。

そんな中、星歌は真音の机にメイク道具を広げていたことに気付き、急いで片付けると真音に席を明け渡しました。

無言でヘッドホンを外しながら席に着く真音に、星歌は話し掛けますが返答はありません。

半年前に転校してきたという水木真音は、ブレザーの下に着ているパーカーのフードを被り表情はうかがい知れません。

彼がいつもマスクをしているから通称『マスクマン』と呼ばれています。

まだ誰も彼の声を聞いたことがない、午後になると姿を消すという謎多き転校生でした。

銀河は

「そんなマスク野郎放っとけ」

と言いますが、星歌は顔も声も知れない真音をスッキリ爽やかに変身させたいという気持ちが強く、イライラしながらも放っとけるわけがないと息巻いていました。

用が済んだらしい真音は声を掛ける星歌を無視して立ち去りました。

真音と入れ違いに教室へ入ってきたのはスーツを着たメガネの教師───

天王寺七海でした。

校則違反の化粧を咎められ、星歌はそのまま生徒指導室へ連行されて行きました。

生徒指導室に入るなり、メイクをしていたことを頭を下げて謝る星歌に、七海は

「ボーカル見つかったぞ」

と告げました。

七海は星歌の兄の同級生、そしてルナエクリプスのギタリストであり、星歌や銀河の通う明日葉高校の教師でもありました。

『ななみん』と呼ぶ星歌とも親しいようで、新しいボーカルに高校時代の軽音部でボーカルをしていた後輩をスカウトしたと星歌に伝えました。

既に翌日のリハで顔合わせに呼んでいる聞いて星歌も喜びますが、それなら銀河もさっきいたのにと七海に言うと

「あいつとは合わん」

とバッサリ切り捨てられてしまいます。

星歌が、メンバー同士なのだら仲良くして欲しいと言っても七海は

「断る」

とまたしても一言でバッサリ。

オーディション参加の為だけに作られたバンドであり、七海も星歌と同じく咲也に会えればそれでいいと言います。

また、星歌の兄の様に夢みないなことで人生を潰したくないと、星歌に兄の宙太にもこれが終わったら夢を諦めて真面目に働くように伝えろと言うのでした。

星歌は渋々

「…うん…」

と答えると、ふと時計を見て慌てます。

さっきメイクをしてあげた子の告白を見届けるのだと駆け出す星歌に、七海はメイクは禁止だと言いますが、

「今度だけ見逃して!!」

と言って呆れる七海をその場に置いて星歌は聞いていた告白場所を探しながら屋上への階段を上っていきました。

そっと開いた屋上の扉から顔を出し、辺りをキョロキョロ見渡すと、どこからともなくぶつぶつと何か呪文のような、お経のような声が聴こえてきて、怖くなった星歌は屋上を離れようとします。

屋上を出ようとしたその時、壁の向こうから声が聴こえる事に気付き、そっと覗いてみるとそこには何かぶつぶつ言いながら本を読んでいるマスクマン───真音の姿がありました。

真音の様子を伺っていると、突然星歌を呼ぶ声に本に募凍していた真音も自分以外の人気に気付きます。

星歌を呼んだのはさっき告白の為にメイクをした春菜でした。

告白の結果はOKを貰えたという吉報で、星歌も一緒に喜んでいると、二人の脇をフードを深く被った真音が無言で通り過ぎていきました。

春菜が真音をキモいという横で、

「私の手にかかれば前向きに生きていけるのにね…」

と感慨深げな星歌はやっぱり変身させたい欲の方が強いようです。

漸く校門を出て帰ろうとする星歌は、ボーカル候補の声に期待しつつ、もうじき会える咲也を想いながら大好きなリュシフェルの曲の流れるイヤホンに聴き入るのでした。

そこへパトカーに追われながら走る一台のバイクが通学路を暴走していきます。

バイクは同じく下校途中の真音の横も猛スピードで走り去っていきます。

そのすぐ前には星歌の姿も…

パトカーを気にしながら運転するバイクは前方を歩く星歌をおらず、星歌もまたイヤホンをしている所為で後ろから来るバイクの音に全く気付いていない状態でした。

星歌に気付いた友達が声を掛けても、星歌には届かない中、マスクを取った真音が叫びました。

「避けろ!!バカ──────!!」

誰よりも通る声に星歌は気付き、その場でこけてしまったもののギリギリでバイクとの接触を免れました。

前方では派手に横転するバイクを見て、星歌はまだ何が起きたか事態を呑み込めてない様子で、咄嗟に肩を掴まれます。

「大丈夫か?怪我ないか!?」

「めっちゃイケボ……」

心配する真音に全く噛み合わない星歌の答えでした。

気まずそうに口許を手で隠す真音は、それ以上何も話すことはなく立ち去りました。

バイクの音も友達の声も何も聞こえなかった中で唯一はっきり聞こえたという真音のイケボに星歌はずっとドキドキするのでした。

帰宅後、二階から聞こえるドラムの音。

部屋ではドラムの練習をする星歌の兄宙太がいました。

バイトも辞めてしまったという宙太に憤慨する星歌でしたが、新しいボーカルが見つかったと聞いて優勝を夢見る宙太に、七海が言っていたことを伝えようとしますが、結局言えませんでした。

翌日──────

午前の授業が終わると荷物を持ってそっと席を立つ真音に気付いた星歌は、そのまま真音を追って午後の授業をサボる事にしました。

真音を追った先で行きついたビルに恐る恐る入って行くと、イケボでイケメンな山吹倫太郎と名乗る男に声を掛けられます。

逃げるように慌ててビルから出ると、壁面に『スタジオ』とあるのに気付いた星歌。

「ちょっと今リンリンに話しかけられてたでしょ!!」

今度は二人組の女子に声を掛けられ、彼女たちはリンリンこと声優の山吹倫太郎のファンであると言います。

彼女たちなら真音の事も知っているかもしれないと思った星歌は、水木真音を知っているか尋ねてみました。

「陽向真音のことじゃない?」

まだ新人声優でプロフィール写真もないので、彼女たちも顔は分からないと言います。

彼が出演しているという作品の動画を見せて貰い、昨日聞いた真音の声と重ねる星歌は似ている気がしました。

陽向真音が水木真音と同一人物なのか確かめようとする星歌に、七海から電話が入ります。

新しいボーカルを呼んだリハがある事をすっかり忘れていた星歌に、七海は電話口でどこで何しているのかと問い詰めます。

電話の横では収録を終えたらしい山吹倫太郎に出待ちしていた先ほどの2人組が声を掛けていました。

星歌は七海の電話に全く集中できず、どうやって真音の事を確かめようかと考えを巡らせます。

「こめん…ななみん…今日行けないわ…」

そう言って星歌は一方的七海からの電話を切ってしまいました。

新しく見つかったボーカルに喜ぶよりも真音の正体が気になって仕方ない星歌は自分でもそれがどうしてなのか分からないままビルから出てきた真音に駆け寄りました。

「陽向真音くん!!」

「ファンです!!応援してます!!握手してください!!」

星歌は山吹のファンを真似て咄嗟にファンを装って真音に近付きます。

真音も自分を呼ぶ声に足を止め、マスクを取ると

「まだまだ新人の俺を応援してくれてありがとう」

そっと星歌の両手を握った真音は見たことのない満面の笑みを浮かべていました。

顔を合わせて初めて握手しに来たのが星歌だと気付いた真音は動揺します。

新人声優の陽向真音が水木真音本人であると分かった星歌は口籠る真音の腕を掴み、

「バンドのボーカルやる気ない?」

まさかの勧誘をするのでした。

ソノ声で、ソノ歌を。【第1話】の感想

連載前から話題になっていた作品がいよいよスタートしました。

懐かしいリュシフェル、咲也…『快感♡フレーズ』を思い出しながら新しいヒロイン星歌と彼女を中心に集まるルナエクリプスの展開が楽しみです。

53Pと読み応えのある初回は、メインの登場人物や設定の説明になるのは仕方ないですね。

肝心の恋愛は星歌と真音が中心なのかなと思いますが、他のメンバーとも何かありそうですし、星歌の元カレ大地の存在も気になります。

でもまずは次回以降の1週間後に控えたオーディション最終審査にどう挑むのかです。

真音をスカウトした後から始まりそうですが、すんなりOKするとは思えませんし、肝心の審査は?咲也の反応は?その結果は?その後の展開は?本当に気になることだらけです。

オーディション後もバンド活動が続くだろうと思った時、高校生組はともかく、教師の七海やフリーターなのかニートなのかグレーゾーンの宙太は死活問題ですよね。

まゆたん作品はどれもぶっ飛んだ展開が多いので、きっと今回も予想外の展開が待っていると期待しながら先を見守りたいと思います。

次回のソノ声で、ソノ歌を。【第2話】が掲載されるSho-Comi7号の発売日は3月5日になります。