別冊マーガレット

ふしぎの国の有栖川さん【31話】のネタバレ!恋の試練でふたりの絆が深まる予感

fushigi ep30 - ふしぎの国の有栖川さん【31話】のネタバレ!恋の試練でふたりの絆が深まる予感

2019年3月13日発売、別冊マーガレット4月号のふしぎの国の有栖川さん【31話】を読んだので、前回のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめました。

【前回のあらすじ】
産休の担任の代わりにやってきた堂島先生は、律の兄で祖父から鈴の教育係を頼まれていました。

彼の組んだスケジュールではほとんど彼氏の野宮に会うことはできません。

しかも、注意事項のひとつでも破ったら山奥にある全寮制の学校に即転校と脅されます。

野宮と別れるのならこの話は全部水に流すという祖父の考えに、鈴は約束を守って二人の仲を祖父に認めてもらおうと決意します。

会えなくても大丈夫だと考える鈴ですが、それは思った以上に辛いことで・・・

ふしぎの国の有栖川さん【31話】のネタバレ

「行ってまいります!」

家を出た鈴は、朝の電車の中なら監視役の堂島先生に邪魔されずに野宮に会えると期待していました。

しかし、鈴が7時に家を出るというスケジュールを確認しにきた先生が車で待ち構えていました。

問答無用の送迎で、野宮に会う隙がありません。

一方野宮は、友人の菅谷に昨日合った出来事を話していました。

堂島は、鈴が祖父と彼氏との間で悩んでいる事に対して野宮はのんびり構え過ぎだと言いました。

祖父に信頼されている堂島の報告しだいで、鈴の身の振り方が大きく変わる事、何もできないなら我慢していろと伝えます。

一方、その堂島の弟である律は菅谷にスマホの待ち受けにしている兄の写真を見せつけます。

(大丈夫この子・・・?)

兄の写真を待ち受けにして自慢気な律を心配しながらも、菅谷は写真にうつる兄がずいぶん若いことに気が付きます。

その写真は13歳ごろ、堂島が家を飛び出す直前のものでした。

当時荒れていた堂島は、毎日親とケンガばかりで、鈴の祖父が彼を面倒みるようになって落ち着いてきたのでした。

(調教・・・!?)

菅谷は、そこで堂島が刺客になるべく育てられたのだと予想します。

一方、鈴のクラスでは堂島先生が古典の授業を行っていました。

和歌の詠まれた状況を説明するように指名された鈴は、自分も和歌と同じく口先だけの男に騙され、恋にくるっていると思われているのだと堂島先生を睨みます。

しかし、堂島はまるで信用などしていないという冷たい目で返してきました。

確かに朝、こっそり野宮に会おうとしていた鈴は、怪しくない会い方を考えます。

しかし、聞こえてきた野宮の声は言いました。

「そんな方法どこにもないよ、すず」

「もう僕らは、会うこと自体罪でしかないんだ」

まるでロミオとジュリエットのように手を取り合う二人を想像してうっとりとする鈴。

鈴の友人の夏子は、連絡手段がない鈴の代わりに野宮と電話で連絡を取っていました。

祖父の期待に応え二人の仲を認めてもらいたい鈴は、しばらく野宮と直接話すのを控えていました。

電話越しの野宮の声に耳を澄ませる鈴。

「じゃあ・・・これだけでも伝えておいてくれるかな「好きだよ」って」

その声を聴いて、なりふり構わず会いに行こうとしてしまう気持ちを抑える鈴。

家に入るまでに意識を切り替えようとしていると、祖父が植えた桃の木が目にうつります。

鈴が元気に育つようにと鈴が生まれた時に植えた桃の木です。

ずっとそばで見守ってくれていた祖父だから、すべてお見通しなのでしょう。

鈴が恋に浮足立って、野宮中心に世界を見ている今、自分を見失っていて痛い目を見るのではないかと心配してくれているのでしょう。

写経をして無心になった鈴は達成感を感じていました。

冷静になる事で、視野が広がる新境地を感じます。

(どうか見ていてください、私の魂が浄化されてゆくその様を―――・・・)

一週間後。

昼食の時間、鈴と一緒に食事をとる友人たちは、やつれた様子の鈴を心配していました。

顔色が悪い鈴に食事をとっているか確認すると、1杯の白湯と梅干し一粒あれば十分なの。と語ります。

お肉も魚も避けているという鈴に、それは反省ではなく、修行僧のようだと、お米を押し付けました。

鈴たちの様子を目にした堂島先生は(今度は何をやってるんだ)と呆れた顔をしています。

そこに調理実習が終わった生徒たちが、おすそ分けにやって来ます。

「ありがとう」

礼を言った堂島先生はその後、よく知らない人間の作ったものは食べたくないとばっさりと断ります。

冷たくしても嬉しそうな反応をする女生徒たちを置き去りにして、どこを見回してもフワフワしたガキばっかだと思います。

同時に、現実の厳しさを教えるのが自分たち教師の仕事だと感じていました。

そして、ポケットに入った紙をどうするか、と考えるのでした。

一方、図書館にいる野宮を上から姿が菅谷が見守っています。

(おお野宮・・・君はなぜ野宮なんだい?)

この1週間、気晴らしに誘っても乗ってくれない野宮を心配しながら見つめます。

逆に、律は彼女と音信不通でも野宮はいつも通りだと感じます。

妄想力の足りない律を大声で責める菅谷。

迷惑な友人たちを連れて、野宮は図書館を出ることにします。

謝る菅谷を野宮は心配してくれると分かりやすくて好きだとフォローします。

自分は考えすぎて動けないという野宮に、菅谷は彼が毎日鈴の家の前を通っていることを知っていると励ましました。

「尾けてた・・・?」

「あっバレた!」

(野宮くんも、おじいさまも、みんな大好き。みんなのいるこの世界が大好き。それだけではいけないの?)

目を覚ました鈴は、見覚えのない天井に驚きます。

体育の途中で倒れた鈴は保健室に運ばれていました。

食事をまともに食べずに運動したからだと、おにぎりを渡す堂島先生は、何か食べないと祖父への抗議行動だと報告すると脅します。

「・・・食べたくない・・・」

「こんな時にわがままなヤツだな」

涙を流した鈴は、野宮と会わなくなってからずっと何を食べても味がしないと漏らしました。

初めての症状に戸惑う鈴はいよいよ自分がおかしくなってしまったのかと、堂島に尋ねます。

「まあ、いわゆる恋の病ってやつで末期だからだな」

今の状況はいい恋愛ではない、自分で決意したのに体を壊して人に迷惑をかけるのはよくないことだと正論をぶつける堂島に、鈴は返す言葉もありません。

更に反省を続ける気の鈴にため息をついた堂島は「一度言い出したらやめない負けず嫌いは相変わらずだな」と言いました。

昔のことを覚えていない鈴は、不思議に思いますが、堂島先生は鈴に何通もの手紙を渡します。

それは鈴あてに毎日野宮が書いていた手紙でした。

祖父が見ないように堂島先生が回収していたのです。

野宮からの手紙を読んだ鈴は、普段口数の少ない野宮が手紙の中ではおしゃべりな事に驚いていました。

5日目の寂しそうな野宮の手紙を読んで、鈴は自分が思い上がっていたことに気が付きます。

何もかもを大事にすることはできない。

自分の小さな手では、本当に大切なものひとつしか掴み切れないのです。

堂島先生に黙って家に戻って来た鈴は、家の前にいる野宮に声を掛けます。

久しぶりに鈴の顔をみた野宮は、もう会っていいのかと尋ねます。

「・・・もうこのような事はしていただかなくてけっこうです」

まるで、別れ話のような鈴の言葉に、野宮は鈴の両手を掴んで止めます。

「そこから先は言ったらだめ」

必死で別れるとか考えないで欲しいと伝える野宮に、鈴は勘違いしていることを説明します。

むしろ、別れる気は一切ないと言い切った鈴は思い切り野宮に抱き着きます。

こんなことをしたら怒られると、離れようとする野宮に、鈴は言いました。

「黙っててください。見せつけるためにやってるんですから」

ふしぎの国の有栖川さん【31話】の感想

1週間、会いたくても会えない状況に、二人共苦しんでいる様子がよく分かりました。

菅谷の野宮に対する愛が大きすぎて若干きもいです。

約束を破ったら遠い学校に転校させられるから祖父たちの言葉に従っていたはずの鈴。

逆に見せつけるとは、一体祖父に何を伝える気なのでしょうか?