とある魔術の禁書目録

とある魔術の禁書目録【第138話・第四学区冷凍倉庫】ネタバレ!『メンバー』に襲われた超能力者達だったがー?

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月刊少年ガンガン5月号(4月12日発売)、とある魔術の禁書目録【第138話】のネタバレ・感想をまとめました。

前回のあらすじ

『ピンセット』を巡りそれぞれ動いていた、『グループ』・『アイテム』・『スクール』。

『スクール』の1人である垣根帝督が『ピンセット』に辿り着きますが、そこに突然謎の老人が姿を現します。

その一方で、海原から引き受けた頼み事を遂行しようとしていた一方通行の元にも、謎の少年が。

彼らは、第4の暗部組織『メンバー』だと名乗ったのです。

とある魔術の禁書目録【第138話】ネタバレ

大量のモニターを見ながら、エネルギーゼリーを補給する少年が1人。

[第二十三学区・VIP専用地下核シェルター、通称『避暑地』]

「垣根帝督に本名不明、通称〝一方通行(アクセラレータ)〟。

超能力者(レベル5)かーー、仕事でもなきゃなるべく関わり合いになりたくない連中だね」

(ま、今回はサポート主体だしここにいれば僕自身の安全だけは確保できる。

使える情報でも拾えれば儲けもんだ)

モニターを見ながら、少年は呟きます。

「お手並み拝見と行きますか」

その頃、一方通行と鉄パイプの少年は。

「『メンバー』とは利害が一致している訳ではないんですけどね。

とりあえず衛生の地上アンテナ破壊は止めさせていただきます」

ダメージを負いつつも、少年に銃口を向ける一方通行。

しかし、能力を使っているのか一方通行の前から少年は消えてしいます。

その瞬間、一方通行は自分の背後に銃を放ちました。

すると、悶えるような声が響きます。

「他人の背後に回る事しかできねェ空間移動系能力者。

〝死角移動(キルポイント)〟とでも呼ぶべきか?」

脇腹を抑えて跪く少年を見下ろしながら言う一方通行。

「自分で十一次元上の理論値を計算できねェから他人の位置情報を元に補強してもらわねェと能力の発動もできねェ。

身に余ってンぜ、その力」

「電極に頼るあなたには言われたくありませんがね!」

と、その時。

「そこで何をしている!?」

現れたのは、ただの一般人であろう守衛の男。

少年はすかさずその男の背後に空間移動し、大振りのナイフで人質に取ったのでした。

「人質か…盾にもならねェよ。

そもそも俺の狙いはオマエじゃなくて衛生アンテナだ」

言いながら銃口を向ける一方通行。

しかし少年は言います。

「この状況で私を撃つつもりならやめておいた方が良い。

その中の照準は左右にかなりズレていますよ」

言われて、一方通行は銃を確認します。

初めに接触された時、細工をされたようでした。

(あの時か……)

怪我を負っているにも関わらず、余裕の笑みを浮かべる少年。

「あなたは人質を捨て置けない。

そうでないならそもそも『ひこぼしII号』を止めようとも思わないはずですしね。

こいつの命で足りないなら、もっとたくさんの血の海を作ってあげても良いんですよ?」

ナイフを首元に当てられ、小さく悲鳴を漏らす守衛。

しかし構わず、一方通行は手を動かします。

「…美学が足りねェな」

「おっと」

身構える少年。

けれども、一方通行が銃口を向けたのは、自身の頭でした。

「悪党の美学ってヤツが全く足りてねェよ、オマエ」

そう言うと、トリガーを引く一方通行。

弾は一方通行の頭から跳ね返ったと思えば、少年の腕に当たったのです。

瞬間、痛みに悶える少年。

守衛は首元を抑えながら逃げます。

「盾にもなんねェっつっただろ。

1度俺の体を介して弾丸のベクトルを操作しちまえば確実にオマエだけを撃ち抜ける。

俺の力の制度は拳銃の照準なンかとは比べ物にもならねェンだよ」

「くそ…!」

追い詰められた少年は、何かてはないかと辺りを見回します。

しかし、一方通行が無情に言葉を紡ぐのです。

「イイぜ、逃げろよ豚。

誰かの後ろへ回ろォがどこへ逃げよォが、俺は必ずオマエをぶち抜く。

そいつを肝に銘じて恐怖しろ」

再び、銃口を向ける一方通行。

「これが超一流の悪党だ。

クソ野郎」

そうして、響き渡る銃声。

その様子をモニターで見ていたシェルターの少年はため息を吐きます。

「あーあ」

 

一方、『ピンセット』を手にした垣根帝督。

そして彼の前に現れた謎の老人は言います。

「時に垣根帝督。

君は煙草を吸った事はあるかね?」

唐突に脈絡の無い話を始めました。

「箱から煙草を取り出す時、指をトントンと叩くだろう?  私は子供の頃あの動作の意味が分からなかった。

しかしとにかく見栄えよく見えたんだな。

菓子箱をトントンと叩いて真似をしたものだ」

「ああ?」

「今の君がしているのはそういう事だと言っているのだよ」

「ナメてやがるな。

よほど愉快な死体になりてぇみたいだな…アレイスターの犬が」

『ピンセット』を構える垣根。

しかし老人は表情を崩さずに続けます。

「ーー、私が芸術に絶望したのは十二歳の冬だった。

ヨーロッパの建築に憧れていた…たった一つの美を完成させるために膨大な時間と人員を使って作品を築く。

そのスケールの大きさに惚れたのだ。

しかし細かな意匠の一つ一つまで丁寧に理解していこうとすると、建築はそのスケール故に膨大な時間を必要とする。

有り体に言えば、見所が多すぎて疲れてしまうのだな」

老人は言いながら、白衣のポケットに手を突っ込みました。

「その点、数式は良い」

取り出されたのは、スマホ。

「無駄がなく機能的で、最小のスペースに込められた色とりどりの美。

しかもたった一行を紐解くだけでそれらを余す所なく堪能できるのだ。

…私は世界の隅に隠れた美を見つけ、そっと愛でていたいのだよ」

両手を広げて、老人は語り続けます。

「そのためならば誰の足元にでも平伏そう。

アレイスターの犬、と呼ばれてもかまわんよ」

そう言うと、老人はスマホの画面のボタンを押したのです。

すると『ピンセット』が反応を示しました。

「ナノデバイスか。

こいつで人間の細胞を一つ一つむしり取っていやがったんだな」

「いや、私のはそんな大層なものではないよ。

特定の周波数に反応するだけの単なる反射合金の粒だ。

複数の周波数を用いればドローンを飛ばすように動きを制御できるが…回路も動力もない。

私は『オジギソウ』と呼んでいるがね」

老人が一体何を起こしたのか、垣根の周囲で粒のようなものがチカチカと光り始めます。

そして、その粒は垣根の上半身を飲み込んだのです。

勝利を確信した老人は笑い、その場を去ろうとします。

「さて、行くか。

反乱分子である『スクール』の他の正規要因を潰せば仕事は終わりだ」

すると、チーター型のロボットから音声が流れました。

「博士。

第二十三学区・ターミナル駅付近で査楽が一方通行に撃破されました。

どうしますか?」

「ああ…まあ死んでいないなら放っておいても大丈夫だろう。

余裕があれば馬場君、君が回収しておきたまえ。

そういえば『ピンセット』の回収もまだだったな」

そう言って老人が振り返るのと、爆発が起きたのは同時でした。

吹き飛ばされる老人とロボット。

「よぉ」

立っていたのは、垣根だったのです。

「確か絶望したのは十二の冬っつったよな。

もう一度ここで絶望しろコラ」

 

モニターに映し出されていたその様子を見ていた少年は、思わず立ち上がって叫びます。

「あの野郎…真っ先に死んでんじゃねぇよ!」

すぐさまに荷物を纏め、部屋を飛び出す少年。

「あんな馬鹿げた能力者どもが相手じゃここも絶対安全とは言いきれない!!  逃げるんだ、出来るだけ遠くに…」

エレベーターの前まで走り、焦りながら操作をします。

しかし、全く動く気配のないエレベーター。

「あ、開かない?  統括委員の私物シェルターの認証コードを勝手に書き換えたのがバレたか!?」

その瞬間、消える廊下の電気。

そして無情なアナウンスが流れました。

〝安全保障上の理由により、全ての隔壁が閉鎖されました〟

「はあ!?  ふざけんな!!」

その時、少年は気付きます。

エレベーターのドアの奥から、地響きの音のようなものが鳴っていることに。

(な、なんだこの音…)

徐々に大きくなるその音。

(みっ、水だとーーー!?)

思わず後ずさりする少年。

(一体誰が…もう『スクール』に探知されたのか!?  まっ、まさか…上からの粛清…??)

「クソがぁッッ!」

少年は即座にスマホを取り出し、電話をかけます。

繋がった瞬間に叫びました。

「もしもし!?  たっ、助けてくれッッ!  博士と査楽がやられた!  俺も閉じ込められて」

慌てている少年とは対象的に、電話の相手は冷静に言いました。

「確か貴様が集めていた各組織の情報は別サーバーに保管されていたな。

それさえあれば貴様に用はない。

私は私の敵を追う。

そちらの尻拭いに付き合っている時間はないんでな」

そうして、切られてしまった通話。

「ふっ…ふざけんな…どいつもこいつも…使えねぇ…!」

スマホを投げ捨て、迫り来る水の音に怯えてしゃがみ込む少年。

「…誰か…た、助けてぇぇ…!」

その叫びは、水音にかき消されてしまったのでした。

 

「……そろそろだな」

その頃、海原の潜伏地では。

「上手くいったのか」

女が男に問いかけます。

「概ねな。

ウイルス保管センターをダミーに使ったおかげで第二十三学区と手薄になった。

隅から隅までアレイスターの匂いが染み渡ったクソみたいな世界からおさらばできる…そのための第一歩って所だな」

男達の観察をしながら、海原はパソコンに目を向けます。

(……あのパソコンを破壊すれば済む話ですが…)

その時、女の通信機に反応が。

「どうした?」

「第二十三学区で動きがあったようだ」

端末を確認する女。

「現地の警備員(アンチスキル)が数名倒されている。

対象は地上アンテナに向かっているようだ」

その対象とは、一方通行。

「この白髪…見覚えがある。

確か『グループ』。

最近こっちへきた超能力者(レベル5)だ」

「『グループ』ーー、なら目的は地上の破壊か」

「どうする」

「そりゃあ決まってる。

そいつの成功を祈るだけだ」

その男の発言で、海原はようやく気付くのです。

(しまった…!  こいつらの真の目的は…)

「俺達の能力じゃ地上アンテナの破壊は難しかったからな。

もっと有能な馬鹿に手伝ってもらう必要があった」

(「ひこぼしII号」の工学兵器掌握ではなく、学園都市の監視機能の麻痺か!!)

「上々だ。

我々も迎えに出向くとしよう」

男はモニターを確認しながら言います。

「第十一学区の外壁の〝外〟。

五〇〇〇人の傭兵たちが、突入の指示を待っている」

とある魔術の禁書目録【第138話】感想

やはり超能力者は強いですね。

それも第1位と第2位。

あくまでも学園都市の利益を基準にした順位、とはいえ……メンバーも結構手強そうかな?  と思いきやあっさりやられてしまいました(汗)。

海原がやらかしてしまったことに気付いた所で終わってしまいましたが、現状をどうやって打破するのでしょうか?

次回は恐らくアイテムの方も出てくるんじゃないかな、と思いつつ期待です。