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いなくなれ、群青【第十四話・11月23日七草(1)】ネタバレ!魔女との接触をはかる七草ですが?

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月刊Gファンタジー6月号(5月22日発売)、いなくなれ、群青【第十四話】のネタバレ・感想をまとめました。

前回のあらすじ

堀が学校を休み、七草はお見舞いへ。

そこで「七草くんに会いたくなかったんだよ」と言われてしまいます。

しかしそれは堀の中にある真辺への思いからの発言だったことが分かりました。

堀の元を去り、七草はある場所へと向かうのでした。

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いなくなれ、群青【第十四話・11月23日七草(1)】ネタバレ

「ここは捨てられた人たちの島です。

この島を出るには、××××が失くしたものをみつけなけへばなりません」

[みんな記憶さえ失って、知らないあいだに迷い込んでいる階段島。

誰も、この島の真相を知らない]

タクシーに乗りながら、外を眺める七草。

[ここは死後の世界なんだよ、という人もいる。

政府が秘密裏に用意した実験施設だという人もいる。

でもどの噂も、本心じゃ誰も信じていないだろう]

タクシーを降り、灯台へと足を進めます。

[謎だらけの階段島。

僕はこの島について、ひとつの仮説を持っている]

そんな時、郵便局のドアが開いて時任が声をかけてきました。

「やあナナくん。

今夜は寒いねぇ」

「なら郵便局にいればいいのに」

「たまに見上げたくなるんだよ、この灯台」

「どうして?」

「知らないよそんなの。

誰だって高いものは見上げるでしょ」

「時任さんはここに、本当に遺失物係がいると思いますか?」

「どうかな。

いない方がいいけど」

「そうですか?」

「明かりもつけずに物音も立てずに、こんなところで生きていくのは寂しいでしょ」

「魔女は?」

「ん?」

「山の上でひとり暮らす魔女も、同じですよね」

「うん。

灯台にも山の上にも、寂しい人がいなければいいね。

ごみ箱の中は、からっぽがいいよ」

時任の言葉に、七草もはいと頷きます。

「でもあの階段はからっぽじゃないよ。

学校の先の階段」

《魔女が住むという山頂に続く階段。

でも誰にもあの階段は上り切れない。

どこまでも途切れなくて、やがて霧に包まれて、気がつけばまた階段の下にいる》

時任は言いました。

「この島のことを知りたければ、階段を登るしかない」

「僕も一度そうしてみたことがあります」

[まだ階段島にきてそれほど経っていない頃だ。

魔女と話をしてみたくて、あの階段を上って。

でもーー何も起こらなかったわけでは、ない]

「僕にはあの階段を登りきれませんでした。

どうしてでしょうね?」

「知らないよ。

あそこは個人的な場所なんだよ。

とてもとても、個人的な場所」

時任は郵便局へと戻ろうとします。

「だからナナくんの階段のことは私にはわからない。

中でホットミルクでも飲む?」

「いえ」

「たしかに、そんな場面でもないか」

眉を下げて笑い、時任は中へと入っていきました。

その時。

[足音が聞こえる。

息遣いが聞こえる。

よく知っている音だ]

七草が振り返れば、息を切らした真辺がいました。

「大丈夫?」

「空気、足りない」

ぜーぜーと息を切らす真辺。

「そんなに急いでどうしたの?」

「七草をみつけたから」

「それで走ってきたの?」

「タクシーに乗ってたもん」

息を整えて、真辺は呟きます。

「ねえ七草。

どうして、落書きをしたの?」

「意味なんてない。

ただの気まぐれだ」

「嘘。

きみはああいうの、いちばん嫌いでしょ。

気まぐれなわけない。

ねぇ、きみは私のせいであの落書きをしたの?」

「君は関係ない。

全部僕が勝手にしたことだ」

「それは知ってる。

七草意外と頑固だし…七草のことは結構知ってるよ」

真っ直ぐ七草を見つめて言う真辺。

「秘密主義だし、平気で嘘をついて誤魔化すし、たまに意地悪だし、好き嫌いとか無駄に隠そうとするし」

貶すようなセリフに、少しむくれ顔で七草は返します。

「わざわざけんかを売りにきたの?」

しかし、真辺は「それに」と続けました。

「とっても優しい。

だから心配になる」

けれども、七草は否定します。

「違う。

僕はすぐに諦めるよ。

優しくなんてない」

「七草だけが私を見捨てなかった。

七草は私のことを馬鹿だと思っているのかもしれないけれど」

「まあそうだね」

「実際に馬鹿なのかもしれないけれど、私はずっときみをみていた。

きみの声を聞いていた」

真辺は七草の腕に手を伸ばします。

「当たり前にものが見えて、当たり前に耳が聞こえていたら、きみに感謝していないわけがないよ」

そう言って、腕の裾を掴む真辺。

「七草が諦めるのは自分のことばかりでしょ」

真辺の目には、涙が浮かんでいました。

「なにをするつもりなのか、教えてよ。

きみが一人で苦労しているのを、私は絶対許さない」

そんな真辺を見て、七草は。

[そんなこと、君にだけは言われたくない。

勝手に苦労をして背負い込んでいるのは君の方だろ。

僕はいつだって、君を追いかけているだけだ]

七草は、笑って言いました。

「涙を説得に使うのは反則だよ」

「別に、泣きたくて泣いてるわけじゃない」

言いながら涙を拭う真辺。

そして、七草は振り返って灯台を見上げました。

「君と同じだよ。

僕も、魔女と交渉するつもりだ」

遺失物係と書かれた扉を開き、螺旋階段を見上げる二人。

[鍵は開いていた。

僕は階段島について、ひとつの仮説を持っている]

階段を登ったそこには、公衆電話。

[その仮説にしたがって、あの落書きをした。

それから魔女に手紙を送った]

二人が公衆電話の前に立つと、不意に鳴ったのです。

「扉を閉めて」

受話器を取って七草が真辺に指示します。

扉が閉められた瞬間。

『七草、ですね』

「貴女が、魔女?」

『はい。

さて、お話をしましょう』

いなくなれ、群青【第十四話】感想

電話越しですがとうとう魔女が登場しました。

この作品は詩的なセリフや雰囲気がとても魅力的だな、と改めて思います。

なんと舞台化に加えて実写映画化も決定しているようで、その情報の方も気になります。

次回、魔女は一体何を語るのでしょうか?

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