いなくなれ、群青

いなくなれ、群青【最終話・七草と真辺】ネタバレ!階段のむこう、その先の未来へ。

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月刊Gファンタジー8月号(7月18日発売)、いなくなれ、群青【最終話】のネタバレ・感想をまとめました。

前回のあらすじ

とうとう魔女とのコンタクトを果たした七草。

魔女に告げられたのは、真実を知りたくば階段を上ってみなさい、という内容でした。

真辺と共に、七草は階段のむこうを目指します。

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いなくなれ、群青【最終話・七草と真辺】ネタバレ

七草と手を繋いで、階段を一段一段上る真辺。

[一瞬、言葉が私の喉に引っかかって、でも七草の顔をみたらなんだか安心して。

つかえた言葉は自然に声になった]

「ねぇ、七草。

本当に私が私を捨てたなら、それはたぶんきみに再会したからだよ」

真辺の言葉を聞いて、七草は思います。

[ああ、真辺。

そんなこと僕だって知っている]

「僕たちにはこの島にきたときの記憶がない」

「うん」

「きっと、優しい魔女が記憶を消すんだ。

自分を捨てようとした記憶を」

そう呟いて、七草は過去を振り返りながら考えました。

[先週階段島にきた真辺には3ヶ月ぶんの、3ヶ月前にこの島にきた僕には数日間だけ、記憶がない。

言い換えるなら、僕たちは同じように8月末のある日から記憶を失くした]

すると、真辺が言います。

「8月の終わりにきみがいる街に戻って、私はすぐ公園に向かったよ」

[たぶんその日、私は七草に]

[僕は真辺に再会して]

[私はきっと七草といるために夢みたいなものを追いかける私を]

[僕はきっと真辺といるために悲観的な僕を]

[捨てた]

階段を上り続けながら、真辺がポツリと言いました。

「私は七草の迷惑になっていたのかもしれない。

私が引っ越すと言ったとき七草は笑った。

あの日からずっとそれが怖かった」

「僕は、君が変わることなんかちっとも望んじゃいない」

「ならどうして、あの日きみは笑ったの?」

「たぶん安心したんだよ。

僕だっていつかは変わるから」

目を伏せる七草。

[真辺由宇が真辺由宇のまま、大人になれるとは思えなかった。

僕が愛する星みたいな彼女は、でもきっといつか欠けてしまう]

俯きながらも、笑います。

「変わっていく君をみていなくて済むことに、安心したんだ」

すると、真辺が提案しました。

「なら一緒にこの島を出よう。

私たちは私たちのままでいられるよ」

「僕はいい。

君だけが、行けばいい」

[僕の望みはそれだけだった。

ごみ箱に落っこちた星をまた空に戻せればよかった]

七草が言うと、真辺が少し怒ったように呟きます。

「七草を置いていくのは、嫌だ」

「ありがとう。

でも君は先に進むよ」

笑う七草。

「階段島にいたままじゃ大地の問題を解決できないから。

ひとりきりでもここを出ていく」

言いながら前を見つめる七草に、真辺は。

「約束しよう七草。

私たちは必ずまた出会うんだよ」

力強く言いました。

すると、七草も。

「約束しよう真辺。

僕たちはいつまでも僕たちのままでいよう」

と返したのです。

[僕たちは階段をのぼりながら、互いに互いの話をした。

僕は真辺さえ忘れている真辺のことを覚えていて、真辺は僕さえ忘れている僕のことを覚えていた。

だからもしこの階段が永遠に続くとしても、会話が途切れることはなかっただろう]

やがて、握っていた手の感触が七草の手から消えました。

真辺が消えていたのです。

恐らく、真辺は先へ言ったのでしょう。

自分の拳を握りしめる七草。

[ずっと昔にみた群青色の星空を思い出して、なんだか泣きたかった。

あの空をもう忘れてしまいたかった]

そして、呟きました。

「いなくなれ、群青」

[僕は暗闇の中にいればいい。

気高い光が僕を照らす必要はない]

空を見上げて、一人また笑ったのです。

[それからどれくらい階段を上ったのかよかわからない。

やがて僕は、もうひとりの僕をみつけた]

「会うのは二度目だな。

覚えているか?」

尋ねると、もう一人の七草が少し考えて言いました。

「2ヶ月くらい前にも同じ夢を見たかな」

「お前に言っておきたいことがあったんだよ。

事情の説明はしない、言ってもどうせ納得しない」

七草は、もう一人の自分の胸元を掴んで言います。

「とにかく相原大地という少年を探せ。

彼を幸せにするんだ」

「どうして?」

「真辺が望んでいる。

お前は真辺を傷つけた。

二度と同じミスをするな」

すると、もう一人の七草は笑いながら七草を見下ろします。

「僕の言葉だとは思えない」

瞬間、七草は手を離しました。

もう一人の七草が尻餅をついて倒れ込みます。

「ああ、まったくだよ。

僕に似合わないことを言わせるな」

そう言って、七草が去ろうとすると。

「君は、僕が切り捨てた僕か」

もう一人の七草がそう言いました。

「覚えているのか?」

「魔女に会ったのはな」

「真辺も魔女に会った」

「それで?」

「僕が余計な厄介事を背負い込むことになった。

でも彼女は明日の朝には元に戻っているはずだ」

七草が叫べば、もう一人の七草は笑います。

「そう上手くいくかな?」

「どういう意味だ?」

「知らないよ。

でも僕の計画は上手くいった試しがないから」

もう一人の七草は嘲笑いながら続けます。

「もしネガティブなお前が予定通りに物事が進むと思ってるなら、予定通りが失敗だからだよ。

真辺がいなくなるのが悲しくて仕方がないからそうなると信じられるんだ」

さらに続けて、

「僕は自覚もなく幸せを諦めてしまえる僕を、捨てたんだよ」

と、やはり笑うのでした。

その後、七草は。

[ずいぶん長い間階段を登ったはずなのに、帰りはほんの数分で学校についた。

最後に向こうの僕が言ったことが気になって、そんなはずないと言い張りたくて。

自分の気持ちを賭けるみたいに、僕はしばらく空を眺めていた]

そんな時。

「七草」

後ろから階段を降りてきていたのは、真辺でした。

[どうやら僕は、賭けに負けたようだった]

「びっくりしたよ、本当にもうひとり私がいたの。

こっちが言いたいことをなかなかわかってくれなくて困った。

ちゃんと伝わったかな」

息を切らしながら話す真辺。

それから息を整えて、七草に笑いかけます。

「とにかく七草に置いていかれないように、長い話を慌てて済ませてきたんだよ」

「僕が君を置いていったことなんてないはずだ」

「そう? 私はいつもきみに置いていかれないように急いだるんだけど」

「いつだってまず走り出すのは君で、それを追いかけるのが僕だろう?」

「そうかな。

でも今だってひとりで帰ろうとしてたじゃない」

「それはーー…」

言いかけて、ため息をつく七草。

「どうして、君がここにいるんだ?」

「だから急いで走ってきたからだよ」

「大地のことはどうするんだよ」

「幸せにするよ。

でも七草を放っておくのも嫌だし」

「優先順位を考えろよ」

「どっちが先って話でもないと思うけど」

真辺は、大丈夫だよと微笑みました。

「もうひとりの私に会ったんだから、あっちの大地はあっちの私に任せて、わたしはこっちの大地のそばにいるよ」

「……そう」

真辺の顔を見て、七草は納得します。

[そりゃそうか。

考えてみれば当たり前だ。

真辺なら、もちろん両方を選ぶ]

「七草は私が戻ってこない方がよかった?」

「また会えて嬉しいよ、もちろん」

七草が笑いながら言うと、真辺は安心したように「よかった」と呟きました。

そして。

「私には許せないことがある。

私たちが私たちのまんまじゃ上手くやっていけないなんて嫌だ。

私は現実の私たちが間違っているんだって証明する」

力強い声音で言う真辺。

それから、続けました。

「だからお願い」

手を差し出して。

「迷惑じゃなければ、手伝ってください」

そんな真辺を見て、七草は。

[この物語は、どうしようもなく]

微笑みながら、その手を取るのでした。

[彼女に出会った時から始まる]

いなくなれ、群青【最終話】感想

とうとう終わってしまいました…!

原作小説の方をまだ最後まで読めていないのでなんとも言えないのですが、この漫画版の最終回は賛否両論かなー、と思います。

中途半端にも思えるし、すごく綺麗にまとまっているようにも思えます。

とはいえ、真辺の両方を選ぶ、という選択はすごく腑に落ちました。

次回は外伝が掲載されるようですし、その内シリーズの中の違う作品のコミカライズがされるかもしれません。

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